2022/01/24 21:17
「お守りの期限って実際あるのですか?」
こういう疑問を持たれた方はいませんか?
こんにちは、「ホッととくするお寺」焼き鳥と造船、タオルの町のお寺、法徳寺の副住職をしておりますはくしょう(@hakusho18)と申します。
例えば、安産祈願や合格祈願など、目的や期限があるものに関しては目的が達成出来た時点で返却する、これは納得できます。
しかし、他のお守りはどうでしょうか?
「インターネットでみていくと、【1年で返却】が多いようなので、それで納得する方もいれば納得できない方もいますよね。
そこで今回は、お守りの期限って実際あるのかどうかを解説していきます。
本記事を読めば、今お持ちのお守りを【いつ】返せばよいのか分かります。
お守りの返納についてお悩みの方は読んでみてください。
お守りの起源や期間について正解はあるのか?
お守りは、基本的に授与してもらってから大体1年で返納するようになっています。
これは、効果やご利益が1年間だけしか持たないのではありません。
願い事といっても、期間があるのは自分の方なのです。
たとえば、【身体健全】のお守りを持つときに、願掛けとして「家族みんなが健康でいられますように」とお持ちになるでしょう。
しかし、1年時が経てば状況も変わってくるのではないでしょうか。
「お守りを持っている=健康になれる」
とは必ずしもなりません。
自分の願いは、少しずつ形にしていかなければなりません。
健康になりたいんだったら、毎日散歩を習慣にしてみることやなるべくたくさん野菜をとるようにする。
そうして1年過ごされて、この1年どうだったかを振り返るために1度お守りを新しくされるとよろしいと思います。
お守りの有効期限は1年、それを超えると逆効果?
前のように考えてみると、お守りは1年で効力の期限だということもなんとなく分かりませんか?
元々は鎌倉時代に伊勢神宮の使い人が、1年願をかけて全国に配布した古い神札を持っていたお祓い箱に返納したことが始まりだと言われています。
そこから1年を過ぎると効力が失われ、ネガティヴな気が溜まってしまう。
だから初詣に返納して新しいお守りを授かる必要がある、というわけです。
この期間は、必ず【1年でないといけない】という決まりはどこにもありません。
目途がついた時点でまた新たな目標に向かって、お守りを新調される方もいらっしゃいます。
お守りは持ち方次第でバチが当たってしまう?
お守りの持ち方に関しても、はっきりした決まりがあるわけではありませんが、なるべくいつも持ち歩くところに持っていた方が良いでしょう。
お財布やカバンなどが良いかと思います。
もし粗末になるようであれば、毎日自分が目にする部屋のどこかでも良いでしょう。
その持ち方が間違っているからといって、バチが当たるわけではありません。
それは、【お知らせ】ではないでしょうか?
それに気がつくことができれば、軌道修正すればよいのです。
気がつかなければ、それまでです。
古いお守りの返納や処分について
古いお守りを返納したい方は、授与してもらったところに持っていきましょう。
かならず新しいお守りを求める必要はありません。
これまで持っていた期間、どうだったかなどを自分に今一度問いかけながら持っていくようにしましょう。
もし遠方の場合に関しては、関連記事にまとめているので、参考にしてみてください。
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以上、今回は【お守りの期限】についてお伝えさせていただきました。
それではまた。
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